宝井 琴鶴（講談師）　TAKARAI Kinkaku
中学生の頃より宝井講談修羅場塾にて講談に親しみ、2006年、宝井琴星に入門。2019年、真打に昇進し五代目宝井琴鶴を襲名。古典講談から新作まで幅広いジャンルの持ちネタは150以上。東京都内の寄席や地域寄席に出演のほか、各地で講談教室を催すなど普及活動をも積極的に行い、その指導方法は高く評価されている。2021年、講談協会公式YouTubeチャンネル【講談かわら版】を立ち上げ、企画制作・運営を担当。講談協会会員の紹介や宣伝などを行っている。また、出版物も多数執筆しており、2018年『おやこで楽しむ講談入門』（彩流社）、2019年『講談師・浪曲師になるには』（ぺりかん社）、2021年『おやこで楽しむ講談ドリル』（彩流社）、2025年『ようこそ講談の世界へ─読んで、学んで、語り継ぐ、伝統話芸』（冨山房インターナショナル）がある。

神田 山緑（講談師）　KANDA Sanryoku
2005年、神田すみれに入門。2018年 芸歴12年の最短で真打昇進。また、怪談を究めるため神事を学び神職の免許も所得。数多くの怪談演目をレパートリーとし、怪談家としても活躍。中野区・哲学堂公園にて毎月「哲学堂辻講釈」「怪談の夕べ」を開催。講談の普及にも尽力し、全国各地で「講談教室」を設立し生徒数は300名を超える。またクラーク記念国際高等学校、清泉女子大学、東洋大学、文教大学、明治大学では特別講師を務め、さらに敬愛大学客員教授に就くなど、若い世代への普及活動も精力的に行っている。2019年、一般社団法人日本話道家協会理事長就任。2014年より中野区観光大使、NHKカルチャー講師。各種メディア出演、講演会、企業研修、学校寄席など幅広く活動。2023年、舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會-に刀装講談師として出演。