ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

#01 はじめまして

2023年10月

 皆さん、初めまして! 新しい国際交流員のルーカス・カーマイクル・タナカと言います。出身はアメリカのミネソタ州のセントポール市ですが、4年前から太平洋岸で隣り合うワシントン州とオレゴン州に引っ越しました。趣味は読書(特に歴史)、ゲーム、絵を描く事、料理です。得意なスポーツはアーチェリー、ノルディックスキー、アルパインスキーですが、ただいま運動不足のため上手くやれるかどうかはっきり言えません。今年8月2日に黒部市に着きました。それから黒部市役所で国際交流員として働いています。

 「タナカ・田中」という名字を付けている通り、僕はハーフ日系人です。お父さんは東京出身でお母さんはアメリカ人で、僕は生まれも育ちもほとんどアメリカです。家族の間では、子供が使うようなやさしい日本語しか使いませんでした。なぜなら、父は英語も上手なので彼と日本語を使う必要がなかったですし、子供の頃の僕は日本語にあまり興味がありませんでした。

 しかし自分が成長するにつれて、日本語への興味が湧いてきました。最初は独学から始めましたが、高校3年生の夏休みの間、幸いにも沖縄に留学できる機会がありました。そして高校卒業後、日本でギャップイヤー(gap year)を取りました。ギャップイヤーというのは、学生が大学に入学する前の時期に、留学やインターンシップ、ボランティアなどの社会体験活動を行うため、大学が猶予期間を与える制度です。自分の場合は、人生経験と日本語力を成長させるため、日本で1年間の暮らしを体験してみました。様々な経験を手に入れたおかげで、いろいろ成長しましたが、一番強く影響したのは東京のビジネスホテルで働いたことだと思います。日本人の同僚やお客様に対応したおかげで、自分の日本語能力が上達して、言語と文化の深い繋がりを認識できるようになりました。

 6月の上旬に富山県黒部市に配属が決まりました。仕事の内容は通訳・翻訳、離日・来日随行、保育所訪問、コラーレでの国際交流イベント、英語・米国文化講座などです。これから忙しくなるはずですが、国際交流員として一所懸命頑張りたいと思います。

 黒部での生活には順調に慣れてきたつもりですが、やはり真夏の蒸し暑い時期にはアパートのエアコンから離れたくない気分になってしまいます。なので、秋の涼しい期間から、黒部市内をもっとゆっくり散策する予定にしています。黒部市のみんなと仲良くなりたいので、これからも宜しくお願いします。

黒部ダムに行ってきました。

(2023年10月 COLARE TIMES 掲載)

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