ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」
コラーレ倶楽部
アクティブグループの部屋
COLARE TIMES
ロック川
2010年9月
私のふるさとのベロイト市には、まちを二つにわけるロック川という川が流れています。この川は南東ウィスコンシン州にある水源から、ミシシッピ川まで459キロ流れます。水が濁って、きれいな川と言えませんが、市民にとって大事な資源になっています。
ベロイト市の一番きれいな場所はほとんど川沿いにあります。そこには、いろいろな設備が備えてある広い公園があります。テニスコートやジョギングの道もあって、釣りやカヌーを楽しめる池もあります。冬になったら池が凍って、スケートもできます。バーベキューやパーティーの設備もあるので、市民によく使われています。毎年6月に有名なバンドがたくさん出る、3日間の音楽祭もその公園で開催されます。7月4日の独立記念日の花火大会もそこから見えます。
川沿いに公園だけではなく、ベロイトの多くの市民が勤めている一番大きい企業、ダウンタウン地区、そして高校もあります。ほとんどの市民が毎日通っている場所が全部並んでいるので、ロック川はまちの中心になっています。
川の周りに大事な場所がありますが、川自体もとても大切です。特に夏になったら、川がにぎやかな遊び場になります。夏の週末に多くの市民がボートに乗って、川で友だちとのんびりします。ウィスコンシン州の川や湖で一番よく見られているボートの種類は、ポンツーンという広いボートです。ポンツーンは安くて、たくさんの人が乗れるので、川で遊ぶ人にはかなり人気のボートです。
週末になったら、友だちが集まって、誰かのボートを乗ります。ボートでゆっくり流れて、もとの場所に戻ってきます。みんながお弁当と飲み物を準備するので、昼ごはんはボートで食べます。ボートの上でバーベキューする人もいます。家族で乗る人もたくさんいるので、子どもをウォータースキーにのせて、ボートで引っ張る遊びもよく見られます。
川でまちをちょっと出たら、人がたくさん集まる場所があります。この場所は川が浅くて、砂浜みたいなところがあります。ボートを止めやすい場所なので、たくさんの人がそこに集まってパーティーをします。ボートを降りて川で遊べるし、他のボートに乗った友だちにも会えるので、ボートに乗ったら帰る前にこの場所に必ず寄ります。
残念ながら、ボートで遊べる時期はけっこう限られています。夏じゃないと川の水が寒すぎて、天気も悪いので、危なくてボートを乗れません。ベロイトの市民はいつもボートで遊べる夏を楽しみにしています。
この写真は古いですが、子どものころロック川でポンツーンに乗った私の写真です。ロック川で遊んだのはもう何年も前ですが、昔は夏休みにお母さんと一緒にほぼ毎週行きました。また機会があればもう1回ボートを乗って川で遊びたいです。
(2010年09月 COLARE TIMES 掲載)