ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

国際富山

2008年9月

 富山県には、68カ国から来た15,370人の外国人が住んでいることを知っていますか? その中の13,298人(86.6%)が、中国、ブラジル、フィリピン、そして韓国の人です。富山県の人口は1,101,816人なので、外国人はその1.4%。東京(2.8%)や大阪(2.4%)に比べたら比率は低いかもしれないけど、全国(1.5%)に近いです。

 富山県は文化の宝庫です。世界中の文化を体験できる機会が山ほどあります。私はアメリカの田舎から来たけど、富山に来る前は、他の国の人に出会うチャンスがほとんどありませんでした。しかしここで、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、ロシア、中東、オーストラリアなど、たくさんの国から来た友だちができました。日本には外国の人が少ないのに、この田舎で、違う国の人や文化にこんなに親しめるとは思いませんでした。

 当然、日本に住んでいる外国人の中には、日本語が話せない人や日本の生活に慣れていない人もいて、その人たちは同じ国の人たちと一緒にいた方が安心だし、日本に住んでも日本人とあまり交わらない人もたくさんいるでしょう。そのため日本人は、英会話の先生である欧米の外国人に出会う機会が、工場、レストランなどで働く南米やアジアの人より多いと思います。

 私は国際交流員として、たくさんの「国際交流」のイベントに関わっていますが、参加する外国人はほとんど英語の先生です。黒部市には外国人が510人います。英語の先生(アメリカ人とスコットランド人)が9人しかいません。一方で、ブラジル人が242人、中国人が153人います。全部で14カ国の人が黒部に住んでいます。これからは、その国の文化を紹介するイベントを考えたいと思っています。

 そのために、平成8年から富山県で活躍する国際交流員たちが年1回、「JET世界祭り」という大きい事業を行っています。毎年会場を回って、富山県内のいろいろな場所で開催します。2008年の会場は射水市小杉文化ホール ラポールでした。2009年の世界祭りは、2月22日にコラーレで開催する予定です。JET世界祭りというのは、ダンスと音楽の演奏、いろいろな国を紹介するブース、世界中のお菓子や飲み物を楽しめる国際カフェ、子ども対象の国際ゲームやクラフトを体験できるキッズコーナーなど、アトラクションがたくさんあります。富山県の豊かな国際文化を気軽に体験するいいチャンスですから、ぜひ遊びに来てください!


目からウロコ

 8月から新川地区に7人の新しいALTが来ました。この間、魚津で歓迎パーティをしました。その7人は、3人がアメリカ人、2人がスコットランド人、1人がイギリス人、そして1人がトリニダード・トバゴから来ました。新しい仲間を、よろしくお願いします!

(2008年09月 COLARE TIMES 掲載)

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