ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」
コラーレ倶楽部
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COLARE TIMES
食欲の秋
2007年11月
ウィスコンシン州の秋は、日本の秋とだいたい一緒だと思います。紅葉がきれいし、天気も良いし、私にとってとても快適な季節です。でも秋の一番好きなものはやっぱり食べ物です。アメリカで秋にしか食べないものはたくさんありますので、紹介したいと思います。
感謝祭(Thanksgiving Day)にいろいろなおいしいものが出ます。その日の代表的な食べ物は七面鳥です。大きい鳥を使って、鳥の中にパンで作られたスタッフィングという料理を入れます。七面鳥はメインで、サイドの料理はさつま芋、クランベリーのゼリー、マッシュポテトなど、いくつもの野菜や果物があります。私のおばあさんはアスパラガスとズッキーニも作ります。そして、さつま芋とマッシュマローを一緒に焼いて甘いサイドも作ります。
感謝祭のデザートもいろいろありますが、私の一番好きなものはパンプキンパイです。そのパイはかぼちゃのカスタードを生地に乗せて焼きます。アップルパイみたいに表面を生地で覆いませんので、食べる前にホイップクリームを添えることが多いです。かぼちゃのカスタードを作る時にシナモンやナツメグを使うので、味は少しだけ甘い方です。
甘いものが大好きなので、もうひとつお菓子を紹介します。それはカンディーアップルというものです。カンディーアップルというのはりんごにスティックを刺して、キャラメルソースをナッツをかけるお菓子です。自分で作れるし、スーパーでも買えます。とても簡単なので、子どもが両親と一緒によく作ります。私もお母さんとよく作りましたが、食べることより作ることを楽しみました。
ウィスコンシン州には鹿を狩る人が多いので、鹿の肉もたくさんあります。鹿の肉は英語でベニソンといいます。秋に鹿を狩るので、ベニソンの料理は秋と冬の食べ物です。ベニソンを使う料理はステーキ、ロース、ソーセージ、そしてハンバーガーも作れます。牛肉より油が少ないので味がけっこう違うけど、私は好きです。でも、全然好きじゃない人もたくさんいます。
秋になったらいつもアメリカにちょっと帰りたくなってしまいます。久しぶりに食べたものがたくさんあるから、今年もそうです。しかし、日本にも秋においしいものがいっぱいあるし、ここで作れるアメリカ料理もあるし、我慢できると思います。
10月13日に黒部峡谷に行きました。ちょっと早かったので紅葉が見れませんでしたが、本当に楽しかったです。天気がよかったからとてもきれいでした。ちょっと恥ずかしいけど、黒部峡谷に初めて行きました。富山県のALT8人と一緒に、けやき平まで行きました。温泉も入りました!
(2007年11月 COLARE TIMES 掲載)