ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

聖バレンタイン

2007年2月

 もうそろそろバレンタインデーですね。僕、チョコレートをもらうかな?

 アメリカのバレンタインデーは日本のと少しだけ違います。例えば、ホワイトデーがないから男の人もプレゼントをあげるし、チョコだけではなく、花や宝石をあげる人も多いです。そしてアメリカの小学生もグリーティングカードとチョコを交換します。

 バレンタインデーは恋人と過ごすための日だと思われているけど、それよりチョコを売るための日だと思います。アメリカにもプレゼントが大切にされています。バレンタインの本当の意味は消費です。でもそれが分かっても、僕はバレンタインデーが好きです。恋人がいたら、特別な日をいっしょに過ごせば嬉しいです。僕はちょっとロマンチックな人だから、いつもバレンタインのデートを楽しみにしています。でも恋人がいなくても、お母さんやお姉さんにプレゼントを贈ったり、友だちにもカードを送ったり、親しい人に気持ちを伝える日になります。

 アメリカには営利的な祝いがたくさんあります。例えば、「Mother’s Day(お母さんの日)」「Father’s Day(お父さんの日)」そして「Sweetest Day(一番甘い日)」は、全部伝統的な祝いではなく、19世紀か20世紀に会社に作られた日です。バレンタインデーもそうなってきました。大昔からあったけど本当の始まりが不明です。中世のイギリス人はバレンタインデーに恋人に詩を送りました。19世紀から自分で書いた詩よりグリーティングカードが流行っていました。その時からバレンタインデーは営利的になってしまいました。

 しかし、バレンタインデーにはまだいいところがあると思います。愛を大切にするのだから、どんなに営利的になっても、悪い日になりません。その日に自分のことを一日でも忘れて、大切な人を大事にしなければなれません。恋人や家族とけんかをしても、仲直りの大チャンスがあります。お金や時間ではできないことをするチャンスです。本当に楽しい日にできます。

 僕は今年のバレンタインデーも楽しみにしています。チョコが大好きですから。でも大切な人も絶対忘れません。


目からウロコ

 これは僕のお姉さんにもらった写真です。お姉さんは最近娘と雪遊びをしました。娘は今2歳。お姉さんは僕の出身ウィスコンシン州にいるので、クリスマスで帰った時に久しぶりに会えました。クリスマスのウィスコンシンは暖かかったけど、最近寒くなってきたみたいです。僕は雪が大好きからちょっとうらやましいですね。

(2007年02月 COLARE TIMES 掲載)

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