皆さん、初めまして！　マルコス・マザと言います。出身はアメリカのオレゴン州のセイラム市という自然豊かで穏やかな所です。趣味は音楽鑑賞、ライブ、映画鑑賞、読書、動画編集、カメラです。得意なスポーツはテニス、バドミントン、バレーボール、ボウリングです。英語と日本語以外に、スペイン語と中国語も話せます。今年の８月３日に黒部市にやってきました。現在、黒部市役所で国際交流員として働いています。

　過去に４回来日したことはありますが、日本に住むのは今回が初めてです。日本に住もうと思ったきっかけは、子供の頃、日本に興味を持ったからです。当時は日本の映画、アニメ、漫画、音楽を楽しむことが多かったです。それから、どんどん成長して高校に入って、日本の小説を読み始めました。日本の文学は何よりも面白くて、高校時代はずっと日本の小説を手にしていました。好きな小説を原語でどうしても読みたくて、高校１年生の時から日本語の勉強を独学で始めました。幸いなことに、独学で勉強を始めたのと同時に、自分の高校に留学している日本人と友達になれました。その友達と放課後に遊んだり、お互いに言語を教え合ったり、異文化について会話したりしました。友情を通して、言わば国際交流ができました。おかげで、早いペースで日本語能力が向上しました。そして、大切な友達に毎年８月に日本に誘われました。実際に日本に訪問してみて、より日本に憧れました。

　そして、地元のウィラメット大学では日本研究を専攻しました。特に好きな授業は日本語、日本文学、日本シネマ、日本ポップカルチャー＆メディア、日本史です。専攻は日本研究で、自分みたいに日本が好きなアメリカ人にも出会って、友達になりました。みんな、日本との関わりはそれぞれで、面白いなと思いました。そして、大学に「Tokyo International University of America」というキャンパスがあるため、日本人留学生が多かったです。留学生と一緒に授業を取ることもよくありました。放課後、日本研究学生リーダー会、バレーボール部、バドミントン部に入りました。１年生の春学期に日本研究学生リーダー会とバドミントンの部長にもなりました。この部活のおかげで、日本人留学生ともっと仲良くなって、更に日本語力が上達できました。2020年に１年間留学するつもりでしたが、残念ながらコロナ禍の影響で行けなくなりました。留学できなくなり、単位に余裕があったので、副専攻は中国研究とスタジオアートにしました。スタジオアートの授業で日本の美学のこもった作品をいっぱい作りました。そして今年、2022年５月に大学を卒業しました。

　６月の上旬に黒部市への配属が決まりました。仕事の内容は通訳・翻訳、離日・来日随行、保育園訪問、コラーレで国際交流のイベント、英語・アメリカ文化講座などです。つまり、国際交流員は忙しいです！

　一人暮らしも今回で初めてですが、僕なりに頑張っています！　今のところ、既に黒部に３ヶ月住んでいますが、自然が多いところが特に印象的です。これから日本人の友達にも、海外の友達にも黒部市の良さを伝えたいと思います。これからよろしくお願いします。

初おわら風の盆！　富山で出会った友達と一緒に行きました。富山の伝統的な祭りを味わうことができてとても素敵な夜なでした。

（2022年11月　COLARE TIMES 掲載）