ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

#16 Do you believe in luck? (運を信じる?)

2020年3月

目からウロコ

 毎年3月17日は、「聖パトリックの祝日」という日です。アイルランドで、聖人聖パトリックの命日の記念日として始まりました。厳粛なカトリックの祭日は現代、アイルランド系アメリカ人の影響で、緑色の服を着たり、パレードを見たり、アイルランドの音楽を聴いたり、お酒を飲んだりする、お祭りのような祝日となってきました。このようなフェスティバルに行ったら、お金と幸運を表す「leprechaun(レプラコーン)」という妖精やラッキーな四つ葉のクローバーが、どこを見ても目に入ります。そして、アメリカの英語で「Luck of the Irish」という表現は今、「アイルランド人の幸運」を意味をしています。

 「Luck of the Irish」という言葉から想像できるように、聖パトリックの祝日に、「luck(幸運)」の話題がよく出てきます。しかし私は、今の科学技術が急速に発展・進歩している現代世界に住んでいる人の中で、運を強く信じている人はまだいるのかなと思い始めました。

 アメリカのチャプマン大学が行った「アメリカ人の恐怖2018年」という調査によると、アメリカ人の17.2%は「未来を本当に予言できる占い師はいると思う」となっています。「1セント硬貨を道で見つけたら、運のいい1日になる」というアメリカの迷信を信じる割合は33%で、つまり3人にひとりです。その上、調査ではこういう信仰は減少しているのではなく、逆に増加しているそうです。私はこれを読んだとき、とても驚きました。アメリカでは超常現象の信者はこんなに多いの? と思いましたが、その後、日本でも多くいるとわかりました。2016年に日本で行われた調査では、「占いに興味を持つ人」は27.7%で、「占いの結果が良ければ信じる人」は17.4%です。

 そして、日本人の血液型信仰のことを思い出しました。この信仰と初めて出会ったのは、アメリカでお菓子を食べながら日本のアニメを観ていた時でした。元気な声で「○○座○型です!」と自己紹介をする少女の姿を見て、14歳の私は「どうして個人の健康情報を軽々と発表するのか?」と思っていました。その後、アジア系の友だちに話して、日本と韓国では、血液型は性格に影響を与えるという信仰は案外普通なのだとわかりました。ちなみに、日本で行われた2016年の調査により、40%は「血液型性格分類をある程度は信じている」との回答でした。

 アメリカで「超常現象の信仰をひとつも抱いていない」と回答した人は24.1%で、日本で「占いを全く信じない」は26.5%となっています。アメリカ人は、日本人よりも目に見えないものや科学的裏付けのないものを信じている人が多いかもしれませんね。

 私自身は、占いなどをあまり信じません。実は、5年前まで自分の血液型も知りませんでした。基本的には、生まれた時の星座、月・太陽の位置などは人柄に影響を与えないと思います。しかしながら、おみくじの棒を引く時、紙を広げる前にドキドキと緊張することはまだありますね……。




[最近、目からウロコが落ちたこと……]
 2月の上旬、北海道のさっぽろ雪まつりに行ってきました! 静かな雪の景色を楽しみながら、とっても素敵な雪像や氷像を見たり、最も美味しい食べ物を味わったりすることができました。一生忘れない旅行になりました。
 雪まつりには、アイヌの創世神話などを表す巨大な雪像もありました。私はそのイルミネーションを眺めていた時、アイヌの文化や歴史について何も知らないと気づいて、日本の多様さをもっと知りたいと強く感じました。アイヌ民族博物館の民族共生象徴空間は今年の4月24日に開設されるので、もしチャンスがあればまた北海道に行きたいと思います!

目からウロコ

(2020年03月 COLARE TIMES 掲載)

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