ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

#04 1月1日じゃないお正月

2019年1月

 世界中、現在は1月1日をお正月として祝っています。しかし、ある国、ある民族は、別の日にお正月を祝います。今回は、意外なお正月をふたつ紹介します。




ユダヤ暦の新年祭「ローシュ・ハッシャーナー」
[時期]ユダヤ暦により変動、9~10月頃
[挨拶]シャナ・トバ!(ヘブライ語)

 ユダヤ教徒にとってローシュ・ハッシャーナーは、世界や宇宙の誕生、神様が最初の人間を創造した日とされています。このお正月は2日間にわたります。ローシュ・ハッシャーナーは「年の頭」という意味です。頭が体を制するように、ローシュ・ハッシャーナーの当日の行為は、その年に非常に影響を与えると信じられています。

 ユダヤ教の会堂であるシナゴーグという場所で集まったり、平和、繁栄、そして幸せなどを祈ったりします。しかし、ローシュ・ハッシャーナーの日に一番大切なのは、シナゴーグでショーファール(牡羊の角笛)の吹き鳴らしを聞くことです。なぜなら、いろいろ理由がありますが、最も重要な理由はショーファールの吹き鳴らしが前の年の犯した罪を償うからです。シナゴーグのお参りが終わったら、家に帰って、新年の特別な食べ物をたくさん食べます! ローシュ・ハッシャーナーの日に食べた食事は、その年に影響すると思われているため、苦味の食べ物を避けながら、はちみつを付けたハッラーという伝統的なパンやリンゴなどの甘い物を食べます。

 ユダヤ人にとって、ローシュ・ハッシャーナーは華やかな祝日ではなくて、罪を償う贖罪の祝日です。しかし、ローシュ・ハッシャーナーはハイ・ホリデー(特定の儀式が行われるユダヤ教の一番大事な10日の祭日)の始まりを示して、ハイ・ホリデーが終わったらすべての罪が一洗されるので、悲しい祝日ではないと言えるでしょう!




バリ島のお正月「ニュピ」
[時期]サカ暦により変動、3月頃
[挨拶]スラマッ・ハリ・ラヤ・ニュピ!(バリ語)

 バリ島の人々はバリ・ヒンドゥー教を信仰し、ウク暦とサカ暦の二つの暦に従って生活しています。ニュピは、そのサカ暦の新年にあたります。

 ニュピの前日は、島中が鮮やかで、素晴らしい祭りが行われます。悪霊を追い出すために、寺院で複雑な祓やパレードもあります。しかしニュピの当日は、断食や瞑想や沈黙の日です。外出、労働、遊戯、大音量、旅行、火や灯りの使用などがすべて禁止で、緊急車両以外の運転も禁じられます。商店街もひっそりとなります。ニュピの日は外出せずに1日中家にいて、休息したり自分の行いを反省します。ヒンドゥー教の祝日ですが、ヒンドゥー教徒ではない人もこのルールに従わなければいけません。そしてニュピの翌日には、祭りが再び始まります! バリ・ヒンドゥー教徒は親族や隣人を訪問して、お互いに許しを乞う日です。家族と一緒に時間を過ごしたり出かけたりする方が多く、観光地は混みます。




[最近、目からウロコが落ちたこと……]
 12月に国際交流員(CIR)として、翻訳・通訳講座に参加しました。黒部にCIRは私しかいません。外国語指導助手(ALT)の先生たちともすごく仲良しですが、仕事の内容が違うため、違う心配事もあります。孤独感を時々感じていたのですが、今回の翻訳・通訳講座で他のCIRたちと喋ったり、悩みを打ち明けたりすることで、実際は一人ではないことがわかりました。

(2019年01月 COLARE TIMES 掲載)

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