ラレコ山への道:国際交流員「目からウロコ」

グラウンドホッグデー

2010年2月

 2月の祭りと言えば、14日のバレンタインデイが1番注目されているでしょう。しかしアメリカにはもうひとつ、人気の祭りがあります。それは「グラウンドホッグデー」です。

 グラウンドホッグデーはクリスマスや独立記念日に比べたら規模が小さいですが、割と面白い祭りです。毎年、アメリカとカナダにおいて2月2日に開催される、天気占い祭りです。祭りに参加する人はグラウンドホッグというマーモットの一種を使って、春の訪れを予想しようとします。2月2日の朝、祭りのために飼われているグラウンドホッグの巣を出てからの行動を見て、天気を予想します。もしグラウンドホッグが自分の影を見てしまったら、びっくりして、素早く巣に逃げ込んでしまいます。その場合は、春が6週間後に来るはずです。一方、グラウンドホッグが影を見ないで外に出たら、春がもうすぐ来るという予想になります。この祭りはアメリカとカナダのいろいろなところで催されていますが、一番有名なグラウンドホッグデー祭りはペンシルベニア州のパンクサトーにあります。

 この祭りは、19世紀の前半からアメリカに現れました。ペンシルベニア州に住んでいたドイツの移住民が考えた祭りです。ヨーロッパに同じような天気占い祭りがいくつもあったので、移住民がアメリカでも母国の文化を保ちたいという気持ちで作られたそうです。もともとはドイツ人しか参加しなかったのですが、だんだん多くの人が参加するようになって、今はアメリカ中にグラウンドホッグデーの祭りがいくつもあって、カナダまで普及しました。

 グラウンドホッグが巣から出る姿を参加者に見せるために、祭りは通常かなり早い時間から始まります。例えば、パンクサトーニーの祭りは午前3時から開催されています。グラウンドホッグが出る時間は大体7時半です。祭りの流れは場所によって違うけど、パレード、音楽、スピーチなどがよくあります。しかし2月2日が平日になる場合、一般の人にとって朝から祭りに参加するのはちょっと難しいです。

 実は、ほとんどのアメリカ人はグラウンドホッグデーの祭りに参加しません。ペンシルベニア州では祭りがたくさんあるけど、ちゃんとした祭りのある場所は限られています。参加したい人は特別に祭りのあるところまで行かなければなりません。それでも、祭りの日は多くのアメリカ人が注目しています。なぜかというと、祭りに参加できなくても、グラウンドホッグの予想に興味がある人が多いからです。予想の結果は全国の朝ニュース番組やラジオ番組で発表されます。

 グラウンドホッグ祭りを行う団体によると、グラウンドホッグの予想は85~100%の正確度があります。しかし毎年の気象データを見たら、グラウンドホッグの平均正確度は39%ぐらいです。その予想はあまり頼りにならないかもしれませんが、私も毎年グラウンドホッグデーの結果を楽しみにしました。




目からウロコ

 これがグラウンドホッグです。ウッドチャックという名前もあります。この動物はマーモットの種類で、アメリカとカナダにたくさんいます。地面に穴を掘って、大きい地下の巣で生活します。普通のグラウンドホッグの体長は40〜65cmぐらいで、体重は2〜4kgですが、もっと大きいのも時々見られます。野生のグラウンドホッグは6年まで生きるけど、人間に飼われたら20年まで生きることができるそうです。

(2010年02月 COLARE TIMES 掲載)

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