ユーゴ・ラシャペル #28

日本の魅力(2)治安の良さ
 
 この記事を書いているのは、12月中旬の猛吹雪の直後。あまりの天候にびっくりしました。ここ2年ほどは雪があまり降らず、「雪が少ないなー」とうれしかったのですが、今回の猛吹雪で、日本の本当の吹雪は大変だと思いました。除雪や寒さが苦手な私にとってはつらかったですが、ケベコワ人らしく、冬に対しての愚痴を言いながらも、楽しく過ごしています。
 さて、前回のこのコーナーで、私が感じている「日本の魅力」は7つあると言いました。2回目となる今回は、「治安の良さ」について書きます。

■ 国外へ行くときの注意
 皆さんは海外へ行くとき、渡航先の治安が気になると思います。あの国は強盗や詐欺が多いとか、この国は拉致や殺人の恐れが強いとか……。私もアメリカに行くときは、心の準備をしていました。荷物を体の前で持ったりする注意はもちろんですが、危なすぎて貴重品を持たずに行ったこともあります。しかし日本へ来る前、私は何の注意もされず、ケベック州住民の日常生活と同じように生活すれば、治安的な問題は起こらないと言われました。実際、都会でも真夜中の道は怖くないように感じました。

■ 自転車の盗難
 日本は治安が良いと言われていますが、私の地元カナダのケベック州も治安がよく、日本とあまり変わりません。とは言え、「自転車の盗難」について驚いたことがあります。東京では、鍵さえかければ盗まれません。黒部では、後ろのタイヤの鍵だけかければ盗まれません。ケベック州の田舎では大丈夫ですが、都会のモントリオールでは自転車の強盗が問題になっており、自転車を買わないモントリオール市民が多いです。でも、どの国でも、鍵がかかっていない自転車は盗まれる可能性が高いですね。黒部市に来てから2回盗まれたことがあるので、よくわかりました。

■ そんな訓練が必要だっけ?
 日本の治安は良いですが、前回の交通と同じく、「この世に完璧なものはありません」。日本で問題になっている犯罪は強盗以外で、詐欺、セクハラ、痴漢などがあります。地元のケベック州にもセクハラや詐欺があるのでみんな気を付けていますが、痴漢はそれほどありません。
 黒部で一番驚いたのは、保育所や幼稚園でする「不審者訓練」です。ケベック州では訓練をしたことがありません。町を歩いているときは不審者を恐れる必要がないはずだと思っていましたが、日本は違うようですね。同じ国に住んでいる人を恐れる必要があるということは残念に思いました。

■ 相互信頼
 日本の治安がいい理由がわかったような気がします。お互いに罪を起こさないという信用があるので、相手が誰であろうと信頼することができます。日本のいいところのひとつですので、これからも保ってくださいね!

猛吹雪後の様子。当日、道が危なくて風と雪がひどくて、大変でしたが、2日間後、晴れて、真っ白な景色になっています。景色は地元とそっくりです! Bienvenue au Kanada!

(2015年01月 COLARE TIMES 掲載)



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