ユーゴ・ラシャペル #01

はじめまして!
 
 初めまして、ユーゴ・ラシャぺルと申します。12代目の黒部市の国際交流員になりました。まずは私のことを紹介します。

■基本データ
 カナダ生まれ。最初の6年間は英語圏のオンタリオ州にで育ちましたが引っ越し、その後はフランス語圏のケベック州にずっと住んでいました。つまり、日本人は驚くかもしれませんが、母国語は二つ、フランス語と英語。文化的にも多文化を身につけて、結構混乱しています。
 2008年(平成20年)、モントリオール大学(仏語圏)の東亜州学と言語学を卒業。2007年(平成19年)、東京都の創価大学へ交換留学し、日本語を専攻しました。

■日本との出会い
 なぜ日本に興味を持ったのか、なぜ日本語を専攻したのか……。それは長い話になりますが、きっかけのひとつはアニメの主題歌です。それ以前にも、空手術をやったことがあったし、日本のアニメや漫画を趣味とする人にも会いましたが、その歌との出会いがなかったら、この美しい黒部市に来ることにはなりませんでした。その曲名は「奇跡の海」。1回聴いただけで感動し、大好きになってしまいました。しかしその時は、歌詞の内容がまったくわかりませんでした。インターネットで調べて、歌詞とその翻訳を練習して、自然に歌えるようになりました。それから大学に進み、日本語を専攻し、日本へ生活しに来ました。それは6年前の出来事です。
※日本のアニメや漫画が好きなカナダ人はかなりいますから、カナダに行く際はご注意ください。

■日本での初めての経験
 6年前、初めて北米を出ました。日本へ来るためです。来る前に4年間ぐらい日本語を勉強したので、どこを見ても書かれている日本語はほとんど分かりました。しかし、日本の生活や習慣にはまるで素人で、知らないことがたくさんありました。運転は逆側、ゴミの分別、行事の多いこと、コンビニの24時間営業など。カナダのケベック州にもコンビニと言える店(英語:Dep)はありますが、朝6時頃に開店、夜11時頃に閉店となります。意外にも、日本と地元は結構似ていましたが、地元より便利なところがありました。コンビニはもちろんですが、その上交通もより便利、サービスが近くて、日本人が地元の人より正直で日本は気に入っていました。一方、嫌なところもありましたが、そういう気に入らないことはどこにも在って仕方ないと思いました。帰国直前、「この国(日本)の生活の便利さを勉強しに、絶対にここに戻ろう」と考えました。

■国際交流員になりたかった理由
 帰国したのは5年前、2007年でした。2008年に卒業し、2年ぐらい仕事。その間に貯金して、大学院に進みました。都市計画を専攻。しかし、地元の都市計画はあまり好きじゃなかったです。
 退学して、国際交流員になるための手続きを始めました。私は考えました、「日本で就職ができたら、勉強したかった便利さをまた経験出来るし、もっと深くわかることが出来る。その代わり、国際交流員として日本人にいろいろ紹介できるし、一番役に立つ方法じゃないか」と。
 そうして国際交流員の手続きを進め、赴任先が黒部市に決まりました。そして、8月にやっとここ黒部市に着きました。

■今回の国際交流員って、どんな人?
 私は、多文化の中で育った人間ですから、以前からずっと、変わったことをやってきました。例えば、納豆を日本で食べて、非常に好きになりました。そういう外国人は少ないでしょう。絶対に食べられないものは少ないです。海老はアレルギーで食べられないのと、ダメなのはアルベルタ風の牛肉ぐらいですね。
 趣味もいろいろありますよ。毎週2回は筋トレをしますから、体育館でいつか会いましょう。歌も劇も執筆など文学に関することも興味がありますから、いろいろ紹介していただければ嬉しいです。これらに限らず、本当に何でもやってみますから、遠慮せず誘ってください。

■最後に書いておきます
 これから毎月この紙面で、カナダのことや黒部市で出会って驚いたことなどを紹介していきます。日本で1年間留学生として過ごしたと言っても、すべてがわかるわけではありません。知らないことやわからないこと、まだまだたくさんありますので、失敗するのが当然。前もって、謝っておきます。その場合は教えてくださいね。そして、これからの1年間、出来ればもっと長く、お世話になります。よろしくお願い致します。

地元の食べ物。右から……豚の脂身と豆、ジャガ芋、オムレット、豚のケベック風鍋物。全部、春の特別な食べ物です。メープルシロップをつけて食べます。

ここは日本!? いいえ、後ろに写っている車のナンバープレートを見れば、外国(地元のケベック州)だとすぐバレますね。

(2012年09月 COLARE TIMES 掲載)

 


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